日本語で本格的にTRIZを学びたい人のためのサイト

アルトシューラ・インスティテュート「TRIZとは何か」

このページでは、TRIZとは何かをご理解いただくために、TRIZにかかわる国際的組織の1つであるアルトシューラ・インスティテュートのサイトより「TRIZとは何か」と題された文書を翻訳し、紹介します。原文は以下のページです:http://www.aitriz.org/triz

TRIZとは何か (What is TRIZ?)

TRIZ(TREEZと発音)とはTheory of Inventive Problem Solvingのことですが、そのロシア語の頭文字を並べたのがこの名称です。TRIZは技術的な問題を解決に導く手順(アルゴリズム)としての効果が実証されていますが、1946年にロシアの技術者、研究者のゲンリフ・アルトシューラが何千という特許を研究するなかでそこに類型があることを発見したことがその起源です。アルトシューラはこうした類型にもとづいて技術的なシステムの進化は偶然まかせに進むのではなく、一連の客観的法則に従っていることを発見しました。こうした法則はシステムをその技術的進化の筋道に沿って——革新のあり方を明らかにし、それを実現させることによって——意識的に進化させるために活用することができます。

アルトシューラの理論の結論の1つ——発明能力や創造性は学ぶことができるということ——は創造性というものについての心理学的モデルを根底から変化させました。

ソ連邦でのTRIZは、アルトシューラが〈異端的〉な研究を行ったというかどで投獄されて以降地下活動的に発展してゆきましたが、ソ連崩壊に至って再び出現し、西側に伝搬されました。今日ではフォーチューン500社の多数がTRIZの方法を活用して成果を挙げています。

  • Ford
  • General Motors
  • Chrysler
  • Eastman Kodak
  • Exxon
  • Rockwell International
  • Procter & Gamble
  • Digital Equipment
  • Xerox
  • Hewlett Packard
  • Motorola
  • BAE Systems
  • Brunswick-LifeFitness
  • Boeing
  • Philips Semiconductor
  • LG Electronics
  • Delphi
  • Boston Scientific
  • Intel
  • Iwint-China
  • S.C. Johnson
  • Samsung
  • ...and many more

TRIZの活用は他の分野への拡がっています。従来から使われていた分野に加えて、バイオ医療の研究、医薬品、コンピュータ・プログラミング、ビジネス、その他において成果を挙げています。TRIZに対する関心が高まることによってさらに多くの活用分野が見つかることと期待しています。

「実用、空想どちらにも使える思考ツールとしてこれほど豊かな手段を提供してくれる発明法は他に知りません。」

George Prince
Synectics, Inc. 共同創立者

「TRIZの技術がイノベーション技術主導の事業に与える最終的影響はCADシステムが新製品開発に与えた影響に十分に匹敵します。」

George Prince
Co-Executive Director, CTC (The Center Technology Council?)
NASA地域技術移転センター

「世界の主要企業と仕事をする中で、40年以上の歴史を持ちながら西側社会には最近紹介されたばかりの強力な方法が存在することを知りました。その方法、TRIZ、は系統だって技術革新を行うことを助け、企業や個人がその能力を最大限に発揮することを助けてくれます。」

George Prince
Daniel Burrus
Burrus 研究所

TRIZについてさらに知りたい方は、40の発明原理から抜粋したレフ・シュリャックの『TRIZ入門』をご覧下さい。(英文のpdfファイル

この文書の著作権は The Altshuller Institute for TRIZ Studies にあります。

日本語の翻訳の著作権はサイト管理者にあります。

無断転載は禁止いたします。

———— END of this page, and copyright - TRIZ Juku - all rights reserved. ————

Menu
(HELP)