「たいこめ」という言葉遊びを知っていますか。ルールの一つは、前から読んでも後ろから読んでも意味の通る短い文章を作ることです。前からと後ろからとが同じ文章になる「回文」(例えば〈竹やぶ焼けた〉)はよく知られていますが「たいこめ」では前からと後ろからとで意味が違う二つの文章になっていなくてはなりません。これが二つめのルールです。後の文章が前の文章の〈オチ〉になったり、意外な展開になったり、二つの文章が会話になったりしたら大成功です。
論より証拠、実例をごらんください。
ここに掲示するのは〈たいこめ作家〉石原さん創作&石原さんが集めた作品です。少しずつ紹介してゆきたいと思います。ご期待ください。
以前に翻訳したロシアのアネクドート、ショートストーリーもそのまま以下に掲示していますので、よろしければご覧ください。
アルトシューラを、そしてTRIZを育んだロシアについて知ろうと思えば、アネクドート(小話)の文化を避けて通ることはできません。このページでは、管理人が出会ったロシアのアネクドートを少しずつ紹介していこうと思います。
TRIZの勉強の合間に、気軽な読み物としてお楽しみいただければ、と思います。
(年・月は当ページに掲載した年月です。)
アンティークの店にやってきた男が店内をざっと見回して店を出ようと、ドアの脇をふと見ると子猫がミルクを飲んでいる。その小皿に驚いた。紀元前14世紀ツタンカーメンの小皿じゃあありませんか。店の中にとって返して店主に話しかける。
子供にまつわるアネクドートの続きです。
今回は、子供にまつわるアネクドートを集めてみました。
医師のアネクドート。
今回は、弁護士に関するアネクドートです。
ロシア革命で処刑された最後の皇帝ニコライ2世についてのアネクドート
こちらは現在の皇帝
前回と同じサイトから。
「すみません、これ量ってもらえません?」
今回は家族・親子にまつわるアネクドートです。
これも、実話だそうです。
10年以上も前のことだけど女の子と付き合ってたんだ。
結婚した彼氏が郊外に一戸建て買って子供もできたんだけど、彼女に新しい彼氏ができて別れちゃったんだ。それでも彼女裁判沙汰にして亭主から一戸建てと、子供と、元々住んでいたマンションの権利の半分とを取り上げちゃったっていうんだ。やれやれ、DVDでよかったね。
いかにもロシアらしい暮らしぶりが窺える実話の投稿を訳してみました。
休暇でコーカサスの山中に住む知人の家を借りて過ごしました。山でキノコ狩りをしようと思い立って近所の人に相談しました。自分で集めたキノコを見せて、どこで探したらいいか、見かけが似ている毒キノコに気をつけるようにと説明してくれました。喜び勇んで出かけて一日中山を探し回り、収穫に満足して家まで帰り着きました。早速炒め物を作って、念のため、猫に試食してもらったところよろこんで食べてしまいました。これは大丈夫と我々が食べ始めて15分もしたころ、猫が突然大きな声で鳴くと、一目散に駆け出していってしまいました。大慌てで救急車を呼んで病院で全員が胃の洗浄を受ける始末です。フラフラになって家に帰ると、部屋の片隅に猫が陣取って生まれたばかりの子猫の体をペロペロとなめていました。
今回はお酒にまつわるアネクドートを集めてみました。
今回も、ソ連時代のアネクドートです。
ソ連時代のアネクドートの続きです。
クイズ2
面白いものの多いソ連時代のアネクドートを、また少し紹介します。
面白い話というわけではありませんが、ロシアの人たちが未だに忘れられない話題がテーマとなっている話を紹介します。一部気持ち悪いと感じるところがあるかもしれませんが、同じような話は何度も聞かされましたから実話だと思われます。
ワーシカは毎日狩に出かけてハツカネズミや、時には大きな野ネズミを捕まえてきました。祖母はそれをミンチにしてスープを作りました。野ネズミの場合にはおししいシチューもできたんだそうです。ワーシカはスープができるのを待って一緒に食べ、夜は一緒の毛布にくるまって二人を温めてくれました。
1949年にワーシカが死んだ時、祖母は人間の墓地に遺体を葬って、お墓が紛れないようにワーシカ・ブグローフという墓標を建てました。その後、母がワーシカのお墓の横に祖母を葬り、さらにその横に私が母を葬りました。ということで、二人と一匹は戦争の時に一緒に毛布にくるまったように、今一緒に同じお墓で眠っています。
やや古いですが本当にあったことと思われます。当たり前と思われることが時には当たり前でなく、逆に信じられないようなことが実際は事実だということを教えてくれます。
事業部長はそんなはずがあるものかとは思いましたが念のためオーナーを訪問して確認するように主任技術者に指示を出しました。ポンティアックのオーナーは礼儀正しく理屈のわかった人物で、おかしな人とは思われません。
今回は、少し、いえ、かなりひねくれたアネクドートです。
セルゲイ(生徒)
前回に引き続き、アネクドートのような実話を紹介します。
ネットオークションで家のソファーを売りました。買い手の人がトラックで引き取って行きました。ところが2時間ほどして電話をかけて来たんです。