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2016年に紹介したアネクドート

2016年12月 (2)

アネクドートのような実話。

  • 雪道トレーラーの運転手の話
    先週タタール地方の街に行ったんだ。交通警官に止められてね。モスクワからはるばるやって来たトレーラーだからってだけじゃあ、交通違反で罰金を巻き上げるわけにいかないもんだから、なんとか違反のネタを見つけようとするんだ。免許証を見せろ、救急セットは揃っているか、車検証を出せ、健康証明はあるかと次々に要求して何も見つからないんで、こんどは車の点検を始めてね。その日は雪が降っていたもんだから、トレーラーの後ろのナンバープレートに雪がついて、ナンバーが見えにくくなっていたのは本当なんだ。交通警官のおじさん、シメシメといった感じでパシャパシャと写真を撮っていたよ。違反の証拠っていうわけだ。俺は後からついて行ったから、警官がよそ見をしているすきに、手で雪を拭っちゃったね。
    • 「ナンバープレートが読めないじゃあないか!」
    • 「何言ってんですか。よく見てください。ちゃんと読めますよ。」
    • 「そりゃあ、あんたが今雪を払ったんだろうが。ちゃんと写真が撮ってある。」
    • 「私の車じゃありませんよ。他の車じゃないんですか? ナンバー読めないから判らないけど。」
    • 「あんたの車じゃないって? 何言っているんだ! 雪はついているけど、ナンバーがはっきり読めるじゃないか!」
    • 「じゃあ、ナンバープレート読めるんですね。」
    おじさんブツクサ言ってたけど、結局、免許証は返してもらったよ。
  • (http://www.anekdot.ru/best/story/)

2016年12月 (1)

  • 10年ほど前のことですがカザンに向かう夜行列車のコンパートメントで世界大戦の退役軍人と相部屋になりました。モスクワの駅には小さなひ孫を連れたお孫さんが見送りに来ていました。老人は歳の頃80歳前後のがっしりした体格で、顔にはひたいからあごにかけて大きな傷跡がありました(眼に傷がつかなかったのは奇跡のようです)。胸に並んだ勲章を見ると大きな軍功をあげたことが明らかです。カザンにほど近い小さな村に行くとのことでした。
    ご旅行ですか? とたずねると
    • 「2日ほどやっかいになるつもりです。退役軍人会の招待ですから断るわけにゆきません。それに故郷ですから、年に一度は母のところへも参らなくちゃ……」
    墓参という悲しい話題を避けるため、私は戦争のときのことをたずねました。
    • 「戦争が始まったその週のうちに前線に送られましてね。母と叔母とが見送りに来てくれました。2人は双子の姉妹なんです。父は早く死んで顔も知らないんですが、叔母は嫁にゆかなかったもので母と一緒に住んでいて、私は2人にとっての一人っ子というわけです。3人がいつも心は一つで、断固戦うと意気軒昂でした。私が乗るワゴンの前で母が私の冬の帽子のことを思い出して取りに行ったんですが、戻ったら動き出していた列車を追って母は走り出しました。人々は渡したところで帽子はドイツ軍にボロボロにされてしまうだけさと笑っていました。それでも母は私に向かって帽子を投げてくれたんですが、届かずに転んでしまいました。すると落ちた帽子を叔母が拾って……。私はそれを見ながら2人の姿を見ることはもう無いんだと承知していたように思います」
    老人は窓に目をやって涙をぬぐいました。その後も旅の間中老人は戦争について、悲惨なこと滑稽なこと、タンクのこと戦友のこと、そして、クズのような上官のことを話し続けました。そうこうするうちに、列車が老人の駅に着きました。老人のスーツケースを棚から降ろしてあげると、私たちはねんごろに別れの挨拶を交わしました。と、そこに……、2人の小柄なおばあさんが駆けよって来たのです。
    • 「母と叔母ですよ。そろって102歳になるんですが、未だにサウナに通ったり密造のウォッカをの飲んだりしてるんです」
    2人は駆け寄りながら、パブリーク、パブルーシカ(ロシアの名前「パーベル」の愛称。どちらもパーベルちゃんといった感じ)と呼びかけます。
    • 「母さん、リーダ叔母さん、ただいま」
    • 「パブリーク、列車でご飯食べられた?」
    • 「パブルーシカ、痩せたんじゃない?」
    年老いた歴戦の勇士が私の目には一瞬丸々と太った小さな少年のように見えました。私自身十分におじさんだったのですが、その時は涙を抑えることができませんでした。
    コンパートメントに戻ると、思わず携帯を取り出して母に電話をかけていました。
  • (サイト「ロシア発アネクドード」〈http://www.anekdot.ru/scripts/author_best.php〉)

2016年11月 (2)

  • おじいさんが孫に人生の真理を語って聞かせます。
    • 「どんな人にも心の中に2つの軍隊がいて戦争しているんだよ。1つの軍隊にはいじわる、ねたましさ、うらやましさ、やきもち、自分勝手、わるだくみ、うそなんかがいるんだ、もう1つはやさしさ、なかよくする気持ち、いつくしみ、のぞみ、行儀良さ、ほんとうのこと、良いこと、正直といったものの軍隊だ」
    孫はお祖父さんの話に耳を傾けて少し考えてから質問します。
    • 「最後に勝つのはどっち?」
    お祖父さんは気づかないほど小さく微笑んでこう答えます:
    • 「毎日毎日お前が、少しづつ養ってゆく方の軍隊が勝つんだ」
    おじいさんと孫
  • モスクワの地下鉄の車内でこんなことがありました:
    お母さんと小さな男の子が並んで座っています。その前に長いコートを着た女性が立っています。隣には、ヘッドホンを耳につけた派手なファッションの若い男がチューインガムを噛んで立っています。
    男の子は女性の白いコートに靴の底を擦り付けようと一生懸命足を伸ばします。女性は足を避けようとしますが、混んでいるので動けません。
    そこで母親に丁寧に話しかけて、男の子に注意するよう頼みます。ところが母親は口を開くと、5歳までの子供にあれこれ躾けると心の成長を阻害することになるので、女性の方でよけてくれと言うのです。
    列車に乗り合わせたみんなが、成り行きに耳を傾けています。
    その時、女性の隣の男が突然口からガムを取り出すと、母親のおでこに丁寧に貼り付けたのです。車内の一同はハッと息をひそめ、一瞬シーンとなります。そこに若い男の意地の悪い声が響きます:
    • 「5歳まで誰も躾をしてくれなかったんでね」
  • (© http://www.anekdots.com)

2016年11月 (1)

打ち合わせ仕事(職場)に関するアネクドートを集めてみました。

  • 俺は失敗しない — リスクのある決断を下しているんだ
    出勤に遅れたりしない — 大事な用事があるんだ
    酒を飲みやしない — 試飲してるんだ
    何も忘れたりしない — 余計な情報を覚えないようにしてるんだ
    嘘をついたりしない — 如才なく振舞ってるんだ
    なにも恐れたりしない — 慎重に行動してるんだ
    ゴシップは大嫌いだ — 色々な見解に耳を傾けてるんだ
    なんてったって、俺は部長だからな
  • 部長に呼ばれて
    • 「よくやってくれた、なんでも希望を言ってくれたまえ!」
    • 「月給をあげて欲しいんですが?」
    • 「おいおい、希望を言ってくれといったんだよ。夢想を言ってもらっても困るんだ。」
  • 目が覚めて時計を見たら今から行っても遅刻だっていうのが最悪!
    だけどもっと悪いのは、汗だくになって会社に駆け込んだら、守衛の人がノートに記録つけながらぶつぶつ言うのを聞かされること:
    • 「休みの日に働かなけりゃ、仕事終わんないんかねえ?」
  • (© http://www.anekdots.com/Анекдоты_про_работу/)

2016年10月 (2)

モスクワ川の夜景モスクワ関連のアネクドート、第二弾です。

  • モスクワでマンションを買うためには400–450年働かなくてはなりません。私たちができるだけ長生きをするように、政府はこういう努力もしているのです。
  • EU諸国とモスクワとの間にはロシアがありますので、EU加盟を希望するモスクワ市民のご希望を受け入れるわけにはいかないのです。
  • モスクワっ子って言っても多くは最近どこかから移住してきた人だし、そうじゃない人だってもうちょっと前に先祖が移住してきた人たちなんだ。
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年10月 (1)

モスクワ・クレムリン今回はロシアの首都、モスクワに関連したアネクドートを集めてみました。

  • 地下鉄の駅に入るじゃない。人でいっぱい。仕事に行く人でしょう、それに、仕事から帰ってくる人。いったいだれが仕事しているのかしら?
  • モスクワの地下鉄若い男が地下鉄に座って何か読んでいます。ある駅で年配の女性が電車に乗ってきました。若者はさっと立ち上がって女性に席を譲ります。女性は席に座ります。
    • 「あなたサンクト・ペテルブルグからいらしたの?」
    • 「そうですけど、どうしておわかりですか?」
    • 「だって、席を譲ってくださったでしょう。」
    • 「あなたは、モスクワの方ですか?」
    • 「あら、どうしてわかるの?」
    • 「『ありがとう』っておっしゃらないから。」
  • 「世界各地のお客様がパスポートコントロールに並んで短期滞在許可を得るために我が国の首都を訪れています。」
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年9月 (2)

  • 最近のある研究によれば1日4時間以上コンピュータの前に座ることによって視力が改善し、痔のリスクが減少することがわかりました。なおこの研究はマ〇〇〇〇〇ト社の支援によって行われました。
  • 人生は安全なゲームスティックの操作で浪費するにはあまりにも短い。
    ゲーム
  • システムサポート課に掲示されていた標語:
    • 理論:全て語っているが、何もうまくゆかない
    • 実践:全てうまくいっているが、なぜかはわからない
    ここに、次のように追加したいと思います。
    • 理論と実践:なにもうまくゆかないし、なぜだか誰にもわからない
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年9月 (1)

引き続き、コンピュータ関連のアネクドート。

  • ハードディスク私は1テラバイトのハードディスクを机から落としたが、床から数センチのところでかろうじて取り抑えた。その一瞬ハードディスクに入ったすべてのファイルが私の眼の前を走馬灯のように走り抜けた。
  • 人口の多い国々:
    1. 中国
    2. インド
    3. フェイスブック
    4. アメリカ合衆国
    5. インドネシア
    6. ツイッター
    7. ブラジル
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年8月 (2)

コンピュータ関連のアネクドート、第二弾です。

  • すべての人がインターネットで結ばれた時代がやってきました。わざわざお勝手まで行って、ポットのスイッチを入れる必要はありません。スカイプを使って奥さんに頼めばいいんです!
  • logout銀行からシステム開発会社に注文がありました。銀行のホームページからログアウトボタンを取り除いて欲しい、こうすることで、口座を持っているユーザーが銀行のホームページにログインしたままの状態になるようにしたいというのです。
    若いプログラマーがこの仕事を担当することになり、翌日にはこれまでのプログラムに追加する新しいモジュールが仕上がりました。
    モジュールを銀行に送ったとおもったら、早々に欠陥を修正して欲しいという注文が帰ってきました。
    ログアウトボタンが画面から消えていないのです。もっとも、ユーザーがカーソルを近づけるとボタンがスクリーン中を逃げ回るのでこのボタンをクリックすることは絶対にできません。
  • 卵プラグラマーをしている男の奥さんが夫に買い物を頼みました。
    • 「大きなソーセージを1本買ってね。それで、卵があるかないか聞いて、あるって言ったら十買ってきて!」
    食料品店で:
    プログラマー
    • 「ソーセージ1本ください」
    店員
    • 「はい」(ソーセージを手渡す)
    ソーセージ プログラマー
    • 「卵ありますか」
    店員
    • 「はい、あります」
    プログラマー
    • 「ソーセージをあと9本ください」
  • 名:エカチェリーナ
    姓:非公開
    生年月日:非公開
    eメール:ivanova1985@mail.ru
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年8月 (1)

サーバー今回は、コンピュータ関連のアネクドートを集めてみました。

  • ウィンドウズ10のロシア語化コストはウオッカ50リットルでした。
  • 風水によればシステム管理者は毎晩サーバーの方向に頭を向けて寝なくてはならない。
  • ビル・ゲイツ:
    • 「自動車がコンピュータと同じテンポで進化していれば、今頃は最高スピード600キロで燃費はリッター50キロくらいになったでしょうね」
    ゼネラルモーターズ:
    • 「そうでしょうね。ただその代わり、毎日2回くらいはトラブルを我慢していただくことになります」 シボレー
  • 不思議なランプから魔人が現れました。
    • パソコン「望むことをなんでもかなえてやろう」
    • 「戦争が無くなって世界に平和が訪れるようにしてください」
    • 「それは少し難しいな」
    • 「それでは、ウィンドウズがトラブルを起こさないようにしてください」
    • 「うーん、平和の方にしておいてくれ」
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年7月 (2)

ロシアの気候に関するアネクドートの続きです。

  • ロシアはあまりにも広大なので天気予報の途中でコマーシャルが入ります。
  • 寒くてジメジメした日が二日続いて、今朝はすっきりと晴れ上がった。月曜日に違いない。
  • 雨乞い:
    • 「文明の進化ってすごいね!」
    • 「どうしたんだい。」
    • 「昔だったら、雨を降らせるにはヤギを犠牲に捧げて雨乞いしなくっちゃならなかったよね。」
    • 「それで今は?」
    • 「車、洗ってピカピカにするだけでいいんだ。」
    洗車
  • 曇り空2026年には13日の金曜日が3回、世界の終わりが一度あるでしょう。なお、ところによって空が厚い雲で覆われます。
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年7月 (1)

ロシア人が作る気候のアネクドートは少し悲観的です。外国人の目から見ると、ロシアの冬はキリッと空気が澄んで、日の光も案外明るいんですが……

  • メドベージェフ大統領は冬時間を廃止することにしました。それを聞いた冬は怒って春を廃止することにしました。雪景色
  • 3ヶ月間、冬を耐えしのびなさい。ご褒美に4ヶ月目がもらえます。
  • ロシア気象局の求人広告:
    • 「求む! 神経痛患者」
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年6月 (2)

今回は役所や会社など、職場に関するアネクドートです。

  • 大臣が官房長に
    • 「私の車を呼んでくれ。」
    官房長が次長に
    • 「旦那の車を呼んでくれ。」
    次長が秘書課長に
    • 「ボスのキャデラックだとさ。ケッ……」
    秘書課長が車両管理係長へ
    • 「うちの猿のドタグルマ出して。」
  • 所長の誕生日なので職員全員でお祝いのハガキを出すことになり相談しますが、所長を讃える表現が見つかりません。外出していたシステム担当が席に戻ったのでアイデアを求めます。
    • 「所長の特徴、上手く表現できないかな?」
    システム担当。考えもしないで答えます。
    • 「驚くほどトロいくせに、うぬぼれの鈍感野郎だ。」
    みんな大喜びです。
    • 「よく言ってくれた。それでいこう。」
    出来上がったハガキの文面:
    • 「……類い稀な知性と、高い自覚を持った姿に常々感銘を受けています。何よりも、すべての部下に同じように接してくださる……」
  • 職場 営業担当と、サービス担当と、課長とが揃って昼食に出かける途中。骨董品屋の店先に古いランプがあったので早速こすってみました。お決まりの煙が立ち上がって中から魔人があらわれます。
    • 「いつも3つの望みを叶えることにしているので、今回は1人に1つづつとしよう。」
    営業担当が真っ先に口を出します。
    • 「あたし、今すぐバハマに行きたいわ。仕事を忘れて水上バイクでぶっ飛ばすの!」
    ボン! 彼女の姿が消えます。
    続いてサービス担当。
    • 「僕はハワイに行きたい。海岸でマッサージしてもらいながらピニャ・コラーダをいやってほど飲むんだ。」
    ボン!
    魔人は最後に課長に尋ねます。
    • 「お前の望みはなんだ。」
    • 「昼食が終わったら、二人が職場に戻っているようにしてもらいたいね。」
    教訓:発言は上司から。
  • 社長:
    • 「我が社は清潔をモットーとしています。ここに入る際には入り口のマットで靴をきれいにしましたか?」
    求職者:
    • 「もちろんです。真っ先に。」
    社長:
    • 「第二のモットーは正直なことです。入り口にマットは置いてありません。」
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年6月 (1)

授業学校関係のアネクドートの続きです。

  • テストの後生徒が教師に尋ねます。
    • 「どうしてこういう点になるのかわかりません。」
    教師
    • 「私にもわかりませんね。でも、もっと低い点って無いんです。」
  • 英語の口頭試問:
    先生が生徒に質問します。
    • 「イワノフ。ドゥーユースピークイングリッシュ?」
    • 「エッ?」
    • 「落第。座ってください。」
    • 「ペトロフ。ドゥーユースピークイングリッシュ?」
    • 「エッ?」
    • 「落第。座ってください。」
    • 「シードロフ。ドゥーユースピークイングリッシュ?」
    • 「Yeah, sure and so what?」
    • 「エッ?」
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年5月 (2)

今回は学校関係のアネクドートを集めてみました。 授業

  • 化学の授業:
    先生。
    • 「水に溶けない物質にはどんなものがありますか?」
    ウラジーミルが即座に手を挙げます。
    • 「サカナ」
  • 生物の授業:
    先生。
    • 「家畜の名前を5つ挙げてください」
    ウラジーミルが即座に手を挙げます。
    • 「ハナでしょう、モモでしょう、コタロウ。それに、ミルクにミー」
  • 「あーあ、家に帰ったら宿題か。帰りたくないな……」
    ——仕事から帰る母親のひとりごと。
  • (© http://anekdoty.ru/pro-uroki/)

2016年5月 (1)

お国柄についてのアネクドートの続きです。

  • 職探し:
    アメリカ人の職探し — 「いい給与がもらえれば……」
    ロシア人の職探し  — 「給与がもらえればいい……」
  • 天国:
    コックは誰もがフランス人、家庭教師は揃ってイギリス人、映画監督はみなアメリカ人、家庭の主婦はどこでもロシア人で行政担当は全てドイツ人。
  • 地獄:
    コックは誰もがイギリス人、家庭教師は揃ってフランス人、映画監督はみなドイツ人、家庭の主婦はどこでもアメリカ人で行政担当は全てロシア人。
  • アンケート:
    国連が全世界を対象としてアンケートをとることにしました。各国・地域の代表に次の質問への回答を依頼しました。
    • 「他の国々の人々の食品が不足することについてのご意見をお願いします。」
    この質問にどのように回答したら良いのか、世界中で問題が起きましたが、原因は地域ごとに別のことでした。
    • アフリカでの問題は「食品」の意味が理解されなかったことです。
    • 西ヨーロッパでの問題は「不足」の意味が理解されなかったことです。
    • 東ヨーロッパでの問題は「意見」の意味が理解されなかったことです。
    • 南アメリカでの問題は「お願いします」の意味が理解されなかったことです。
    • 最後に、
    • アメリカ(合衆国)での問題は「他の国々の人々」の意味が理解されなかったことです。
  • (http://www.respectme.ru/anecdote/)

2016年4月 (2)

今回と次回は、アネクドートの定番、世界の国々のお国柄についてのアネクドートを紹介します。ロシアの人々が世界をどう見ているのかが窺えると思います。

  • 民族の分断とは:
    イギリスとアメリカ合衆国とは共通の言語によって分断された二つの民族である。
  • 国際的分業とは:
    自動車のエンジンはドイツ、タイヤはスエーデン、車体はイタリア、電子部品はスイスが作り、組み立てはフランスが担当し、自動車の買い手は中国が、そしてそれを購入するお金はアメリカが作ることである。
  • 民族主義とは:
    一本の材木の一部が他の一部を指して木っ端(コッパ)と言うことである。
  • (http://www.respectme.ru/anecdote/)

2016年4月 (1)

お馴染みのシャーロック・ホームズはソ連時代からロシアでも大変人気がありました。今回は、いつつくられたものかはわかりませんが、そのシャーロック・ホームズの登場するアネクドートを紹介します。

  • 死んだホームズが天国で裁きを待っていますが、聖ペテロはホームズの処置を決めかねています。教会に一度も顔を出したことのない無信心者ですが、多くの罪のない人を助けたことを無視するわけにもゆきません。そこで、聖ペテロはホームズを試すことにしました。
    • 「お前は世界一の名探偵とのことだ。今、天国ではアダムとイブが見つからなくなって困っている。お前の処置については、1日だけ猶予を与える。その間に二人を見つけることができたら、これからも天国においてやるとしよう。」
    出かけて1時間もするとホームズは二人を連れて戻ってきました。
    • 「一体、どうやって見つけたのだね?」
    • 「初歩的なことです。へその無い人間はこの二人だけですから。」
  • ロンドンのカラス:
    • 「ホームズ、あそこのベンチのカラス、変じゃないか。くちばしに鼻眼鏡をのせているぜ。」
    • 「不思議はないさ。足元にタイムズが置いてあるのが見えるだろう。ロンドンのニュースを読んでいるんだ。先週の月曜日から地方版のフォントサイズがすっかり小さくなったのを忘れたのかい。」
  • ホームズの部屋いつものように、ゆったりとした椅子にパイプをくわえてふかぶかと腰を下ろし、ホームズは新聞を読んでいます。
    • 「ワトソン、考えられるかい。絵筆を作るために毎年2000頭のラクダが必要なんだそうだ。」
    • 「そいつは驚いた。なんでも教え込んじゃうものだねえ。」

2016年3月 (2)

  • アメリカ人と熊
    • 数人のアメリカ人が熊狩りをしようとシベリアの森林地帯にやってきました。
    • 最新の狩猟具を揃えて熊を探します。探して、探して、探し回りましたが見つかりません。疲れて、一休みしようと思ったところに熊が現れました。慌てて銃を手にして撃ちかけました。
    • ところが、厚い皮に護られた熊は簡単に死にません。アメリカの狩猟家めがけて襲いかかってきます。慌てたアメリカ人は熊に背を向けて逃げ出します。
    • もみのき小一時間逃げて、畑のあるところまでやってくるとロシアの農家の人たちが数人でウオッカを持って酒盛りをしています。アメリカ人たちは何も考えず、作物を踏みつけて畑の上を走ってゆきます。
    • これを見てロシアの農民が怒りだします。
      • 「何するだ!!」
      追いかけて、襲いかかります。
      • 「あ痛たた!」
    • 10分後:
      殴られたアメリカ人たちが転がっています。そばでは、ロシアの農民が拳をなでながら、話し合っています。
      • 「アメリカ人て弱いね。おらなんか、げんこつ一振りで二人も吹っ飛ばしただ。」
      • 「そうでもねえ。最後にやってきた毛皮のやつにはちょっと手こずっただ。」
  • (http://xi-xi-xa-xa.ru/starye-politicheskie-anekdoty.html)

2016年3月 (1)

ソ連時代の政治アネクドートの続きです。

  • モスクワにやってきたアメリカのアイゼンハワー大統領がソ連のフルシチョフ書記長にモスクワの街では大勢の酔っ払いが歩道でゴロゴロ寝ていると指摘しました。
    フルシチョフ:
    • 「そりゃあ、アメリカでも同じでしょうが。」
    アイゼンハワー:
    • 「一度、アメリカにいらっしゃい。アメリカで歩道で寝ている人がいたら、撃ち殺してくださって結構です。」
    フルシチョフの合衆国訪問後、アメリカの新聞にこんな記事が載りました。
    • 「ワシントンで背が低く、頭の禿げ上がった未確認のギャングによって数人のソ連外交官が射殺されました。」
  • 生活の向上:
    • 政府:「我々の生活は向上しています。」
    • 国民:「良かったですね。」
  • (http://xi-xi-xa-xa.ru/starye-politicheskie-anekdoty.html)

2016年2月 (2)

今回はソ連時代の政治に関わるアネクドートを紹介します。

  • ブレジネフ書記長が会議で演説をしていた際に、聴衆の中の一人が逮捕されました。尋問の結果その男はスパイだったことがわかりました。
    ブレジネフ書記長:
    • 「どうしてあの男が我が国の敵だと分かったのだね?」
    諜報部の少佐:
    • 「はい。我々は書記長閣下がいつもおっしゃっている『我が国の敵は居眠りしていない』というお言葉を日頃から肝に銘じておりました。」
    居眠り {注:ブレジネフ書記長は全く面白くない演説を何時間もダラダラ続けることで有名でした。}
  • 神は人間に3つの特質をお与えになりました。誠実さと、賢さと、{共産}党員であることです。しかし、一人の人間に2つ以上の特質を与えることはなさいませんでした。
    ですから、誠実で賢い人は党員ではありません。誠実な人で党員だとしたら、その人は賢くありません。また、賢い党員がいたとしたら、誠実な人ではありません。
  • (http://xi-xi-xa-xa.ru/starye-politicheskie-anekdoty.html)

2016年2月 (1)

  • 父親と子どもの会話
    • 「今日の授業は何勉強した?」
    • 「化学。火薬の勉強。」
    • 「そうかい。明日の学校は何の勉強?」
    • 「どこの学校?」
    理科の実験のイメージ
  • シンデレラ
    • 「シンデレラ、なんで泣いているの? 何があったの?」
    • 「今日、パーティーに行けないの!」
    • 「どうしていけないの?」
    • 「だっって、パーティー明日なんだもの。」
    ガラスの靴
  • もみのき小さな男の子が幼稚園から帰ってきました。顔も、手も、身体中がひっかき傷だらけです。
    父親が聞きます。
    • 「どうしたんだい?」
    • 「今日学芸会があったんだよ。それで、もみの木の周りで輪になって踊ろうしたんだけど、年少さん5人しかいないのにもみの木が大きかったんだ。」
  • (http://prikol.i.ua/view/27120/)

2016年1月 (2)

前回に引き続き、ソ連時代のアネクドートです。

  • サーカスの電話
    • 「しゃべる馬いりませんか?」
    • 「馬鹿なこと言わないでください!」 ガチャン!
    これが3回繰り返されて、 4回目の電話:
    • 「お願いです、電話を切らないで! ヒヅメでダイヤルするのって大変なんです。」
  • 科学探査船。港を出てから一ヶ月たちました。そろそろ規律が緩んでお酒を飲む人が出てきました。そこで船長が引き締めようと全員を集めます。
    • 「最近酒に酔う者が出てきている。そこで命令だ。持っているウオッカの瓶は全て海に投げ捨てること。」
    その場がシーンとなりました。すると、後ろの方から、突然声がします。
    • 「なんだよ。船長の命令じゃないか。きっぱりと瓶を投げこもうぜ。」
    一斉に、怒りの声が湧き上がります。
    • 「ダイバーの連中は黙っていろ!」
    ダイバーのイメージ
  • (http://prikol.i.ua/view/27120/)

2016年1月 (1)

ソ連時代の古いアネクドートを探してみました。個人的には、新しいものよりも面白い作品が多いように思います。

  • 徴兵のハガキが届きました。
    呼び出された若者が出頭すると徴兵官が尋ねます
    • 「勤務地の希望は?」
    若者:
    • 「はいっ、参謀本部を希望いたします。」
    徴兵官:
    • 「何を言っておる。お前はバカか?」
    若者:
    • 「参謀本部、バカでないとダメなんでしょうか?」
  • 「昨日何した?」
    「酒を飲んだよ。」
    「へーえ。それで、昨日は何があったんだい?」
    「金があったんだ。」
  • 祖母:
    • 「また忘れちゃったんだけど、私をこんなにしちゃったドイツの悪党はなんという名前だったかねえ?」
    孫:
    • 「アルツハイマー、おばあちゃん、アルツハイマーだって。」
  • 歯の治療のイメージ 歯医者:
    • 「終わりました。はい! これがあなたの歯です。」
    患者:
    • 「ありがとうございました。はい! これが椅子のひじかけです。」
  • (http://prikol.i.ua/view/27120/)

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